機能性身体症候群(FSS)専門外来
概要
心と体の不調の原因は、器質的病態(いわゆる病気)と機能的病態に分けられます。
現代医学は、いろいろな検査方法をもちいて病気をみつけて治療をおこなうのが専門になります。ガン、心筋梗塞、脳梗塞、外傷などのように、病気の場所やどの臓器に障害があるかが明確なものが病気です。
一方、いろいろな検査をおこなっても病気がみつからないけれど、からだやこころに不調がある方が近年増えています。このような病態は、原因が不明なまま症状に応じた診断名がつけられてきました。これらをまとめて「機能性身体症候群」と呼びます。
検査で異常が見つからない原因は、自律神経などのホメオスタシス(恒常性)の乱れではないかといわれています。
現代医学では、精神安定剤や抗うつ剤などによる対症療法が一般的です。
機能性身体症候群専門外来のミッション
心と体の不調を改善して、真の健康を手にしてもらい、長期的かつバランスの取れた豊かで幸せな人生を手にしてもらうことを目指しています。
目標
- みえない不健康リスクがわかる
- みえない不健康リスクに自分で対処する理論と方法を学ぶ
- みえない不健康リスクをコントロールする能力を身につける
- 病院を卒業する
- 自立して真の健康を手にする
- 豊かで幸せな人生を手にする
新板橋クリニックの機能性身体症候群専門外来の8つの特徴
発症に関連する9つの「みえない不健康リスク」
メンタルリスク
「人生の目的がはっきりしていないこと」「自分にとっての幸せが明確でないこと」から生じるリスクです。
目の前のことだけしかみえてないときにおこりやすいリスクです。
心理学的にはセルフイメージのリスクともよび、自分が自分に対してどんなイメージをもっているかのリスクです。人は無意識に「自分は○○な人間だ」と意味づけをしています。その意味づけが否定的なものだと、常に無意識で自分に対して否定的な言葉がけをおこないます。否定的なセルフイメージと自分に対する否定的な言葉がけが、こころとからだにマイナスの生理反応をひきおこします。
心理学的には人は無意識で必ず何かを信じています。信じていることからできごとやものごとや、人の行動をみたり・捉えたりして、正しい・間違っていると判断したり、よい・悪いと判断をおこないます。
信じていることが、ときにこころとからだにマイナスの生理反応を引き起こします。
ものの見方・とらえ方のリスクです。
客観的な事実をどのようにとらえるかは、人それぞれです。
遺伝的素因があるとはいえ、健康な人と不健康な人、幸せな人と不幸せな人の違いは、ものごとの見方・とらえ方からスタートします。
パラダイムのリスクが、ストレスをつくり、こころやからだの不調や病気をつくりだしています。
不健康リスク1〜4は、メンタルリスクとしてまとめることができます。
視野がせまく理解力や客観力がないリスク、知識や能力がないことのリスクです。
知識が大切な理由は、知識がないと感情に左右されやすくなるからです。
また、部分だけでなく全体をみる力がないと、重要な知識かどうかの判断ができません。そのような判断する力を、理解力や客観力と呼びます。
バランスのよい知識ではなく、かたよったものの見方と知識で行動すると、こころとからだのバランスをくずしやすくなります。
コミュニケーション能力や影響力が低いと、人間関係のストレスでこころとからだのバランスをくずしやすくなります。
心理学的には感情管理能力とよびます。
感情にふりまわされて感情的に行動すると、こころとからだの生理反応も感情で左右され、バランスをくずして、こころとからだの不調をきたしやすくなります。
感情を客観的にとらえてから、自分の考えを選択したり、感情を上手につかって言葉で表現したり、行動したりする力を感情管理能力といいます。
健康にかかわることがらにたいして、毎日どんな行動・習慣をつみかさねているかのリスクです。たとえば、食事・睡眠・運動・時間管理・金銭管理などです。
こころやからだの正常な反応に必要な栄養分子の消耗・欠乏からくるリスクです。現代医学で見落とすことが多いリスクです。
過去の体験・意味づけで感情がわきあがります。わきあがった感情に脳と自律神経が反応して、生理反応や感覚反応を引き起こします。
脳と自律神経の信号異常がおこると、生理反応や感覚反応に異常がおこり、こころやからだの不調をきたして、バランスをくずします。
自分の自律神経の状態を客観的に把握できない・わからない・コントロールできないことがリスクになります。
新板橋クリニックの機能性身体症候群への専門診療の3つの強み
対象となる疾患
- 機能性ディスペプシア
- 逆流性食道炎(とくに非びらん性胃食道逆流症)
- 過敏性腸症候群
- 不定愁訴
- 自律神経失調症
- コロナ後遺症
- 慢性頭痛
機能性身体症候群の診断と治療の前に注意すること
機能性身体症候群の診断は、いろいろな検査で器質的病態(病気)がないことを確認します。
クリニックでは最大の注意を払い、器質的病態を見逃さないようにしたうえで、機能性身体症候群の診断と治療を行っています。
ご予約・お問い合わせ
機能性身体症候群(FSS)専門外来は完全予約制でのご案内となっております。診察をご希望の場合は、まずはお電話にてご予約をお願いいたします。
また、お問い合わせにつきましてもお電話にて承っております。
どんな些細なご質問やご不安でもお気軽にお問い合わせください。
電話受付時間
平日 9:10 ~ 18:00(13:00 〜 14:30は昼休み)
土曜 9:00 ~ 13:30
休診日:水曜日・土曜日午後・日祝日